豊川の 江島橋 から上流の方を眺めると、川の両岸を結ぶように浅瀬が伸びている所がわかる。 これは、東上分一番所跡 の脇にある わくぐり神社 の鳥居に近い所にあるので、「鳥居松の瀬」と呼ばれ、豊川に拒まれて会うことが出来ない恋人同士が、両側から石を投げ続けて浅瀬を造り、この浅瀬を渡って会うことが出来るようになったという、一宮町むかしばなし「
浅瀬をつくった娘」の話がある。
また、昔、村に大病人が出た時などには、ここに村人が集まり水ごりをとって病気が早くよくなるように祈り、永昌寺 で珠の数が108個の数珠を廻して 「百万遍の念仏」を唱えたという。 |