西浦松島は、西浦半島の先端近く沖合約200mにある小さな島。 強い海風にさらされて独特の形をしたクロマツは 蒲郡の名木50選(46) に指定されており、その古木の陰に1.5m程の松島地蔵がある。 このお地蔵様は 安政元年(1854年)の安政東海・南海地震による大津波で流失し、その後、バラバラになっていた胴体が漁師の網で拾われたが、左手だけは見つからなかったという。 そして胴体は
大光院 に移され、左手を復元して現在の入口の石段の脇に鎮座している。 従って、今、松島にあるお地蔵様は2代目ということになる。 また、見つからなかった左手は西浦海岸に流れ着き、この時、松島の黒松の種が
パームビーチ まで運ばれて育ったのが、今の 石割の松(ど根性松)だという。 |