為当稲荷神社 の創建は平安時代の天徳年間(957年~960年)といわれ、素盞嗚命、倉稲魂命、大市比売命(かむおおいちひめのみこと)を祭神とする。「花の撓」はその年の五穀豊穣を祈願する祭りで、毎年4月第1土、日曜日に行われ、本殿右にある神事殿の中央上段の御殿に4体の人形がおかれる。 真中が豊年の神、その周りが日照りの神、風の神、雨の神でそれぞれの位置によってその年の気候や農作物の豊凶を表している。 御殿の前には、米蔵や牛馬、稲、野菜、蚕、舟などが飾られ、その年の作柄を予想している。
祭りの日の参詣者は神に供えた「たつくり」を貰って帰り、苗代の肥料に入れて豊作を祈る。 |