大和と金沢の境に、豊川という大きな河が流れており、橋がないので渡しでした。養父の渡し、と云って船頭さんは大和と金沢で1日交替でした。船頭小屋は金沢側の堤防に建てられてあって、大和側から渡る人は、夜など船頭さんが寝入っていてなかなか起きてくれず、「おーい」「おーい」と、1時間以上も呼んでおった人もあったという事です。出征兵士や、入営兵の送りむかへは、皆この渡しでした。
一宮町むかしばなし「養父の渡し」
ここに出来たのが金沢橋で、橋の西300m程の所に 金沢橋竣工記念碑 がある。 現在の橋は平成3年に建て替えられたもの。 |
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