一宮の農協スタンド前に石碑が建っているが、これは道ろく神様で道祖神である、御祭神は、やちまた比古大神、やちまた比女大神、久那斗大神の3社である。昔は七辻(現在の商工会館附近)から北へ旧道を200m位、御抽街道との分岐点にあり、其の後一時
津守神社 の境内へうつしたが、明治の中頃現在のところへ建てられたものである。文字は草鹿砥近江守さまの書で弘化四年九月、旧一宮村即現在の大字一宮区が建立したもので、旅をする人々の安全を願って建てられた、道ろく神様も昔わらじをはいて旅した人々と、自動車でスイスイと走り行く現代の若者とを、どんな気持ちで見守って居られることであろうか。 ― 一宮町むか志ばなし(一宮町若返大学発行)より抜粋
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