現在は屋敷の隅に横たわり石の頭部だけが地上に出ているが、元来は長さ5尺(約1・5メートル)位の石である。
言い伝えによれば、城が滅ぶとき姫様が逃れてここまで来ると、はるか川の向こうから射た矢が当たり、ここに倒れて亡くなった。哀れに思った村人たちが墓印として等身大の石を姫様が倒れたように横にして祀った。
後の世の人が見苦しいからと、直立にして祀ったら、集落に病気がはやるなどの不幸が続いた。 そこで、再び石を横にして祀るとその後は集落に平穏がもどった。 今は、近くの方がていねいにお祀りしている。
― 説明板より ― |
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