のまず沢 前のページへ戻る   表紙へ戻る

 昔、みすぼらしい姿をしたお坊さんが、夏の暑い日にここを通りかかってこの沢の水を飲みました。水があまりおいしかったので、腹いっぱいに飲んで木陰で休んでいるうちに、居眠ってしまいました。
 しばらくしてから、奥山半僧坊へ行く旅人が通りかかったところ、お坊さんが眠っているので、「暑いね。」 とことばをかけましたが、ちっとも動かず、様子がへんでした。おかしいなと思ってゆすってみると死んでいるのでした。びっくりした旅人は、村の人に知らせて調べたところ、この沢の水を飲んで死んだことがわかりました。それからこの沢を「のまず沢」というようになったといわれています。

新城昔ばなし365話(新城市教育委員会)より引用


のまず沢

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