● 大力和尚 前のページへ戻る   HOMEへ戻る

 いつのころか、市川の徳蔵寺に、土井和尚という、たいそう力の強い和尚がいました。この人は、秋の取り入れの時には、刈ったばかりの稲を、しょいこに山ほどたねて、これをかるがると背負い、山の上にあるお寺まではこんできます。そして、寺の前のかやの木に、稲をしょったまま、まるで蛙のように、ぴたりと木の幹にからだをつけてのぼっていって、枝のところでおろして、1人で枝にかけてしまうということです。土井和尚は、みんなが力が足りなくて困っている時などには気軽に力を借すやさしい人でもありました。人々は、大力和尚、怪力和尚といって親しみました。

 新城昔ばなし 365話(新城市教育委員会発行) より引用 


徳蔵寺

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