● うでこき山 前のページへ戻る   HOMEへ戻る 

 昔、昔、ほんとに大昔のことです。神様がたが、日本の国の山や川や湖や島などを、一生けんめいにつくっていらっしゃったころのことです。神様がたが相談されて、「日本の中央に一つすばらしく立派な山をつくろう。」ということになりました。
 「よし、ひき受けた。わしにまかせておけ」と言ったのは、体の大きな、力の強そうな神様でした。
 それからその神様は、近江の国(滋賀県)から土を運んで、相模(神奈川県)と、駿河(静岡県)と、甲斐(山梨県)の三国の望まれるあたりに、世界にもないほどの立派な山をつくりました。その山が名高い富士山です。
 近江の国の土をとった所は、深く掘れて湖になりました。それが琵琶湖です。
 その時、その神様は、腕についた泥をすっこいて、くりくりっとまるめてぽいと捨てました。そのかたまりがぽんと落ちてできたのが、「うでこき山」だということです。腕をこいて作った山というわけです。

新城 文化財案内(新城市教育委員会発行)より引用 


うでこき山

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