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 昔、富永神社は広い森におおわれ、大きな木が生い茂っていて、昼間でも薄暗い不気味なところでした。この森の中でも一段と太く、何百年も経った巨木が狛犬さんの東側に立っていました。
 ある年の夏のことでした。突然空がかき曇り、激しい雷が鳴り出し、稲妻が町々の屋根を襲ってきました。しばらくすると、富永神社の森に、大地が割れると思われるほどの音とともに、大きな雷が落ち、その巨木は何百年もの思いを抱いたまま、すさまじい勢いで倒れてしまいました。
 それから何日かたったある日のことです。どこからともなく白い色をした蛇が姿を現わし、倒れた巨木の中へ入っていきました。そして、その白蛇はその後一度も外に姿を現わしたことはありませんでした。
 町の人たちのいい伝えでは、白蛇は神様になってしまったということです。

 新城昔ばなし 365話(新城市教育委員会発行) より引用 


富永神社

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