●   鳳来寺のお使いの大蛇 東三河の伝説・昔話へ   前のページへ戻る   HOMEへ戻る

 竹生神社から西の方へ約100m行った所に、山村の元宮があります。  あたりは、田畑になっていますが、そこだけは小さな森となり、木が茂り、草原に囲まれています。 その森の東の端を臼子川が臼子の方から杉山へと流れています。
 明治のころ、平井から若い男の人が、その川へ魚つりにやってきました。 ハヨがたくさん泳いでおり、おもしろいように釣れるので、毎日毎日やってきました。
 ある日、魚を釣っているとき、川の中のあなぐらをよく見ると、1匹のうなぎが頭を出し、動こうともせず、じっとしていました。 しかし、とらえる道具を持っていないので、その日は帰ることにしました。
 翌日も魚つりにやってくると、前の日と同じようにうなぎが頭を出していました。
 「よし、つかまえてやろう。」
と思いましたが、その日も道具を持ってこなかったので、仕方なく帰ることにしました。
 次の日、
 「今日はつかまえてやるぞ。」
と意気ごんで、うなぎつきを持ってやってきました。 そして、ひと突きのもとに、うなぎを突いてしまいました。
 家へ帰ってひと休みし、うとうとしていると、へびの顔があらわれ、そこに3つの穴があいていました。 その日から、若い男の人は病みついて、とうとう死んでしまいました。 その母親も顔が大きくふくれ上がり亡くなってしまい、その家もついに、絶えてしまいました。
 うなぎに姿を変えた鳳来寺の白岩様のおっかいのへびを突いたので、そのたたりであろうといわれています。
 新城昔ばなし 365話(新城市教育委員会発行) より引用 


臼子川と竹生神社元宮

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