● がらんおさめ 前のページへ戻る   HOMEへ戻る

 白山神社の裏の松林の中に、机の広さほどに大小の石で敷石がしてあり、その中央に穴があいている。ふだんは平らな石でふたがしてある。あたり1坪くらいの四隅には竹をたてるための石が数個ずつ置かれている。
 旧正月の1日、弥宜さまが「がらんおさめ」という行事をする。四隅にたてた竹にしめなわをはり、石のふたをとって、萱の1にぎりを、白山龍王の印をおした半紙にくるんで、麻でしばったものを穴にさし、この上に甘酒のもとを少しうすめたものをそそぎ、また石のふたをしておわる。
 これが「がらんおさめ」の行事であるが、7日になると1日にしこんでおいた甘酒を沸かしてみんなにふるまう。
 一方、ごおうというのを用意する。これは新芽のついた川やなぎを、6寸5分に切り、頭を4つに割り、四角に切った半紙を三角に折って、この先端にさし、2本ずつを束ねて半紙でつ つんだものである。
 できたごおうを7日の日に、氏子の1軒に1つずつを配る。家ではこれを苗代田の水口に立てておく。
 1日の行事は、収穫の豊凶を占う、おためしであろうといい、7日のごおうは病虫害よけの行事であろうといわれている。

 新城昔ばなし 365話(新城市教育委員会発行) より引用 


白山神社とがらんおさめ

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