白山神社の前の鳥居のわきに、背丈ほどのお祠があります。お産のいっつぁまといわれて、お願をかけると必ず安産になるということです。
お願のかけ方は、おまいりしてからそこの石をひろって帰り、膳箱の中に入れておき、産月になったら枕もとに石をおきます。無事にお産がすむと、おりつぼというのを作ってお礼詣りに出かけます。指くらいの太さの女竹の両端に節をつけた一節の間の中間を少し皮をのこして削りとり、背中合わせのように折って、2本の上下をワラでしはります。この2つになったつぼに酒を入れたものを持っていって供えておまいりします。 |