● 弁天橋の大蛇ののろい 前のページへ戻る   HOMEへ戻る

 昔から、弁天橋の下付近に神様のお使いの蛇が住んでいると言われていました。
 これはいつごろかわかりませんが、ある夜、若い夫婦が弁天橋の下で魚を取ろうと思って網を張っていました。
 すると小さな蛇がするすると泳いできたので、若者は持っていた「もり」で何気なくちょんと蛇の背中を突きました。するとその蛇は、みるみるうちにすごい大蛇にかわり、波を切って逃げていってしまいました。
 若夫婦はびっくりし、まっ青になってふるい出し、とうとう家に逃げ帰ってきましたが、そのうちにひどく苦しみだし、ついに2人とも死んでしまいました。死んでからその夫婦の背中を見たところ、「もり」でついたようなひどい傷あとがついていました。
 この様子を見た人達は、これはきっと神様のお使いの蛇を突き刺したので、ばちがあたったのだといいあったといわれています。

 新城昔ばなし 365話(新城市教育委員会発行) より引用 


弁天橋

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