● かいくら淵 前のページへ戻る   HOMEへ戻る   東三河の伝説・昔話へ 

 むかし、村では人の大ぜい集まることがあって、お膳やお椀がたくさん必要になる時がありました。そんな時必要な数だけ紙に書いてこの淵に流すと、渦の中に紙がすいこまれていき、やがて書いた数だけのお椀やお膳が、浮かび上がってきたということです。それを使った後は、再びこの淵に沈めることになっていました。
 村の人たちは、たいへん都合がいいので、重宝がっていました。
 ある時、心がけの悪い人があって、蓋を欠かしたまま、黙ってそのお椀を返しました。 それからは、紙に書いてこの淵に流しても、お膳やお椀は、浮かび上がらなくなりました。
 竜宮の神様が怒ってしまい、もう貸してくれなくなったということです。
新城 文化財案内(新城市教育委員会発行)より引用


海倉淵

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