● 吹上神明社 前のページへ戻る   HOMEへ戻る

秋の夜はちょっと肌寒いが、ここには子どもたちの声が響いています。
『今年も子どもたちは祭りのけいこにがんばっとるなぁ、音は須田辺りは海辺で葦(あし)の茂る湿地じゃった。神明神社の始まりは、もっと昔、1300年も前じゃった。
あるひどい嵐の晩、海はものすごいうねりをあげて荒れ狂っておった。すると海の底に沈んでいた金属製の神像がむっくりと起き上がった。神像は不思議な霊光を放ちながらゆっくりゆっくり浮かび上がっていく…と
その時 ブオオオオオオオオオ〜〜
突然風向きが陸のほうヘ向いたかと思うと、突風が轟音を響かせて吹き上げてきた。その突風に乗るかのように霊光放つ神像はふわり空へと浮かび上がり、老松の根元へ降り立った。その途端、嵐は止み、海は穏やかないつもの景色へと戻った。夜が明けて村人たちがやっできた。
「あれ、あそこ見てみりん、なんか光っとるぞ」
「なんだなんだ… ありぁびっくりしたわ、こりゃ神様じゃないか」
「ほーだほーだ」「そうに違いねぇ」
「きっとこの神様はここに居りたいんだら」
村人たちがその物体を田の神様としてお祀りしたのが、神明(しんめん)さんの築山の所なんだと。
その後、伊勢神宮へ献木するため大木を海に流すと、みごと伊勢まで到着したので伊勢神宮より神明の号をいただいた。吹き上げられた神様だから、吹上神明社と呼ぶようになったんじゃったなあ…』

  広報がまごおり(平成25年1月号)より引用 


神明神社(吹上神明社)

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